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All Music You Must Hear Before You Die

All That You Can't Leave Behind

 2000年にReleaseされたU2の10th Albumで、各音楽誌から賞賛された名盤。Worldwideで1200万枚の売り上げを記録している。

U2はIreland 出身の4人組のBandで1976年に活動をStart している。音楽的評価は高くROCKの殿堂入りはもちろん、Band としてはGrammyを最多受賞している。Rolling Stone誌の偉大なArtist において22位に選出。
またConcertの収益が非常に高く、最も成功したBandの1つに挙げられるだろう。U2 360° Tourでは観客動員数が726万8430人を記録し、歴代No.1の快挙を成し遂げた。
Bandの中でもBono は特に有名で、Artistとしてだけでなく慈善活動家としても評価が高くNobel Peace Prizeに3回もNominate している。社会派のMessage性の高いLyricも彼の素晴らしい内面から生まれることが多い。Sound はAlbumによって違いがあるが、どれも一定のQualityは保たれている。Monster Band と化した今も音楽的に常に成長しようという姿勢が伺える珍しいBandだ。個人的には安心して新譜を購入出来る数少ないBandでもある。

AlbumはTitleやParisのCharles-de-GaulleのArtworkからも想像できるように新たな旅の始まりの様な雰囲気。正に21世紀のStart に相応しい作品だ。90's に行った路線変更からSound はより原点に近い表現になっているが新しさも感じることが出来る。
Openingは力強く美しい「Beautiful Day」でStartするが、これが本作のHighlightだろう。UK Chartで1位を獲得し、Grammyも受賞した。これぞ大人の余裕を感じさせるRock。「Stuck in a Moment You Can't Get Out Of」もSingle Cut されていてUKで2位。Bonoの親友でもあるINXSのVocal  Michael Hutchence に捧げられた。どちらかというと、もう衝動的な自殺が起こらないようにという願いを込めたようなLyricになっている。
「Tomb Laider」で使用された「Elevation」は唯一90's のSound に近い作りでSynthesizerが効果的だ。こちらはChartで3位。
「Walk On」はUK Chartで5位、「Beautiful Day」同様GrammyでRecord of the Yearを受賞した。今でこそ政治家として活躍しているが、当時自宅軟禁中だったMyanmarのAung San Suu Kyiに向けた書かれたLyricも素晴らしい。このSound はこの時点のU2だからこそ生み出せたのではないだろうか。
「In a Little While」は優しい雰囲気を持ったTrackで心に潤いをもたらしてくれる。
「New York」は少しBPM高めで都会的な寂しさを匂わせるTrackに仕上がっている。意外とお気に入りのTrackだ。

Endingは全体を通して静けさを纏った「Grace」。お馴染みになったBrian EnoのProduceも流石で、いい意味でAmbientのEssenceも感じられる。


 

 

 

 

 





 

 

All That You Can't Leave Behind

All That You Can't Leave Behind

 

 

 

「Suicide Blonde」