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On the Corner

 Miles Davisが1972年にReleaseしたAlbumで、当時では前衛的すぎて問題作とされた。Black Musicの辿ってきた歴史を見れば、名盤という評価は今では誰も疑う余地はないだろう。
 
Miles DavisはIllinois出身のTrumpeterで、1944年から1991年まで活動したJazzというGenreを代表するLegendだ。1991年に65歳で永眠。
Miles DavisというArtistを紹介するにあたって、最も重要なWeightを占めるのは音楽性についてだろう。完璧主義者ということは有名だが、彼がJazzというGenreへの貢献度は本当に計り知れない。
CodeからModeへ移行したModal Jazzを完成させ、Electric Jazz路線を追求しFusionを確立した。他にも、FunkやHip Hop ・ Bluesなどの導入を積極的に試みた。
Jazzを聴くなら絶対に避けては通れないArtistで、No.1でありOnly Oneな人物だろう。

さてAlbumだが、Chick CoreaHerbie Hancockなどの
Second Great Quintet結成以降の豪華なMemberが多数集結した作品となった。Miles DavisのTrumpetは影を潜め、Rhythmを追求したTrackに終始しているのが最大の特徴だろう。
Trackごとに解説したいが、このAlbumは何処が切れ目かわからない程流れの良い仕上がりになっているので控える事とする。全体を通して言及するならFunkやAfrobeatを大胆に導入しListenerの感性に訴えかけるようなSoundが非常に挑発的で、この作品こそ聴かなければわからないという言葉が最もMatchする。
また冒頭で名盤と記載したが、こういう難解な作品は評価が分かれやすいのは事実だろう。実際にReleaseされた時の評価は良いとは言えなかった。人間は未知の物に恐怖を感じるので、ここでMiles Davisが提示したSoundは正にそれだったと思う。よって正当な評価は期待できない。
はっきり言うとRivewや各音楽誌の評価、口コミなど本当はどうでもいいのだ。私のBlogの記事も意味はない。最も重要なのは作品に正当な金額を支払って聴き楽しむということ。どんな素晴らしいArtistも収入がなければ続けられないので…。
個人的にこのAlbumについて言える確実なことは2つ。音楽は自由であるということ。そしてFunkというGenreに分類したが、Black Musicの1つのあり方を提示したということだけ。




 

 

 

 

 



「Boléro」