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Strange House

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The Horrorsが2007年にReleaseしたDebut Album。Artworkにも見られるように、Fashionから注目を集めた。
 
The HorrorsはUK出身のBandで2005年に活動をStart。MemberはFaris Badwan (Vocal) · Tom Cowan (Synthesizer) · Joshua Hayward (Guitar) · Joe Spurgeon (Drums) · Rhys Webb (Bass)という構成。
音楽性はAlbumごとに違いがあるが、PsychedelicやShoegazingに傾倒している時期が長かった印象だ。
 
このDebut AlbumはGothic RockやGarageを中心に配置し、初期衝動の強い作品に仕上がっている。
Openingの「Jack the Ripper 」は急にSpeedを上げる感覚と、ヘロヘロのVocalでShoutする様が異様なTrack。一応Coverだ。
 「Count in Fives」はCatchyなGuitarやPunkのようなVocalがGoodで、Single Cutされている。「Count in Fives」と同様に、「Draw Japan」は切迫感があるTrack。Albumを通して言えることだが、基本的にBPMは早い。
 Chorus以外は呪文のようなVocalの「Excellent Choice」や、もはやTripしてるとしか思えない「Little Victories」など完全にやり切ってるのはお見事。
 HighlightはDebut Singleの「Sheena Is a Parasite」。RamonesへのHommage全開だが、Chorusの縦ノリ感は本家を超えたように思える。Garage Punkの中でも最高峰の出来栄えだ。
 「Thunderclaps」では、80'sに劣らないLevelのGothic Rockを聴かせてくれる。
Instの「Gil Sleeping」を挟み、徐々にNoisyになっていく「A Train Roars」でThe End。UK Editionには、「Death at the Chapel」がLastに収録されている。
GothicやHorrorというImageを極限まで表現することに成功した良質なAlbumだ。
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

「Standing in the Way of Control」