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Contra

 Vampire Weekendが2010年にReleaseした2nd AlbumでBillboard 1位を記録。各音楽誌から絶賛されたAlbumである。

Vampire Weekend はNew York 出身の4人組BandでColumbia University在学中の2006年に結成。現時点で3枚のAlbumをReleaseしていて、Debut後から順調にCareerを築いている。
AfropopをBaseに多様な楽器を使用したSound が魅力的で、Senseの塊のようなBandだ。名門大学卒業ということもあり、非常にIQの高いBandということが作品から伺える。確実に2010'sを代表するBand になるだろう。

今作は前作より力がいい意味で抜けていて、ゆるい雰囲気のTrackが並んでいる。Resort に持って行きたくなるようなSummerの匂いがするのも魅力的だ。
Openingの「Horchata」は非常に落ち着いた感じのTrackで、この作品の幕開けに相応しい仕上がり。
White Sky」はTitle 通り爽やかな雰囲気が漂っていて、個人的にはかなりお気に入り。
Holiday」や「California English」では少しUptempo になって前作でも見られたようなTrackが続く。
Chorus の部分をSoundだけに削ぎ落とした「Taxi Cab」と「Run」は、Albumの中間部分に相応しく絶妙なBalanceだ。
Giving Up the Gun」では彼らの特徴とも言える多様なSoundが絶妙なTimingで鳴っていてTrackに色を付けている。
Afropopの影響が色濃く出た「Diplomat's Son」のRhythm は秀逸で長さを感じさせない。そしてEndingに相応しい「I Think Ur a Contra」で静かに終わっていく。
改めて聴くと前作より全体的にまとまっていて、極限までSimpleにしているのに一筋縄ではいかないTrackが全曲という確信犯的な頭の良さが滲み出たAlbumに仕上がっている。
Highlight は「Cousins」。AfropopとSkaが高水準でBlend されていて脳に直接来るようなSoundだ。2010'を代表すると共にBand にとっても代表曲となるだろう。PVも絶品だ。



 

 
 
 
 

 

 

 

 

 

Contra (Ocrd)

Contra (Ocrd)

 

 

 

 

 

 



「Guns for Hands」