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Crocodiles

Echo & The Bunnymenが1980年にReleaseしたDebut Album。最初から高評価を得てUKでの成功の第1歩となった。

Echo & The BunnymenはLiverpool出身のBandで、VocalのIan McCullochはBig Mouthとしても有名。活動期間は1978年から1993年と1996年から現在まで。現在はIan McCullochとGuitarのWill Sergeantの2人で活動中。元々4人体制だったが1987年McCullochが脱退、1989年にDrumsのPete de Freitasが事故死するという悲惨な出来事が続いた。しかしBandは5人体制になり1990年に「Reverberation」をRelease。だがこの作品は評論家から酷評され解散という経緯に至る。再結成時は初期Member3人で活動をStartしたが、「Evergreen」Release後にBassのLes Pattinsonが脱退して現在の2人になった。
彼等の音楽性はもちろん80's前半にMovementとなったPost Punkに分類出来るが、それ以上にNeo-psychedeliaの代表格というImageが強い。Post Punk色の強いDrumsに耽美なGuitarが極上のSoundを作り出す。IanのVocalは共鳴するようにDark+Coolだ。個人的にはこのBandのTrackを聴くと、壮大な自然で囲まれてるような感覚に陥る。

AlbumはDebut作にして既に彼等の音楽性が確立しているのに驚かされる。Artworkも音楽性が垣間見えて素晴らしい。
Opening Trackの「Going Up」から「Monkeys」までは落ち着いた印象のTrackが並ぶ、Post Punk色の強いMiddle Tempoで終始しているのかと思いきや5曲目から本領発揮する。
その5曲目「Crocodiles」はBPMが急に早くなった初期衝動の塊のようなTrack。高速Riffと手数の多いDrumsがたまらない。
「Rescue」は美しいGuitarが特徴的で、Single Cutもされた彼等らしいTrackだ。
「Villiers Terrace」はNeo-psychedeliaの代表格の名に恥じない程Trip感が強く、IanのこもったVocalも効いている。
Highlightは「The Pictures on My Wall」。陰の雰囲気が充満しているTrackだがBalance感が一際優れているように感じる。こちらもSingle Cut。
「All That Jazz」は攻撃的なGuitarが秀逸で、「Happy Death Men」は少し前衛的な仕上がりを見せている。
改めて聴くと後半に聴きどころが散りばめられているなと感じた。前半でBandのSoundに慣らして後半堪能出来る作りなのが非常に面白い。







 

 

 

 

 

Crocodiles (Expanded Version)

Crocodiles (Expanded Version)

  • エコー&ザ・バニーメン
  • ロック
  • ¥1630

 

 

 

 

 


「Living Through Another Cuba」