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Ghost in the Machine

 The Policeが1981年にReleaseした4th Album。UKでは当然のごとく1位を獲得し、USでも2位まで到達した。各音楽誌からも高評価を得ている。

The PoliceはLondon出身の3人組BandでPunk Movement真っ只中の1977年に活動をStartしている。翌年の1978年にはDebut AlbumをReleaseしているが、Reggaeを大胆に導入するなど独自の音楽性は解散まで一貫していた。
活動期間は1986年に解散し、2007年に再結成を果たし現在に至る。驚かされるのは彼等は5枚しかAlbumをReleaseしてないのだが、その5枚が1978年から1983年の間にReleaseされているということである。5作品を6年の間にReleaseするだけでも凄いことだが、Qualityが保たれてる点が素晴らしい。音楽偏差値の高さが伺える。
しかしそれはMemberを知れば納得せざるを得ない。Jazz BandのLast Exit在籍時と同様にVocal+Bass担当のStingはSoloでも後に大成功。Guitar担当のAndy SummersはSoft Machine在籍やThe Animalsの作品に参加したCareeaを持つ。Curved AirというBandに在籍していたDrumsのStewart Copelandは、Rolling Stone誌の偉大なDrummerにおいて7位に選出されている。違うGenreでCareeaを積んできた3人だからこそ生まれた奇跡のBandがThe Policeだろう。

AlbumはProducerをHugh Padghamにして制作されたのが功を奏したのか、彼らの演奏力をより引き立たせた魅力的な仕上がりを見せている。Saxophone・Keyboards・Synthesizerなどを大胆に導入した重厚なSoundとDarkな社会批判を織り交ぜたLyricが今まで以上に知的なImageをThe Policeに与えた。
Openingの「Spirits in the Material World」は初期のようなReggae調のRhythmが魅惑的で、早速Saxophoneなどを導入し今までにはない表現で聴かせる。
Every Little Thing She Does Is Magic」は完璧なPop SongでHighlight。このTrackだけ浮いてるように感じる程、完成度が高い。もちろんSingle CutでUKで1位、Billboardで3位というHitを記録した。幻想的なSoundの「Invisible Sun」もSingle CutされていてUKで2位まで到達している。Northern Irelandの紛争を取り上げたLyricが問題となった。
作中では最も素直なTrackの「Hungry for You (J'aurais toujours faim de toi)」に続くは、FunkyなGrooveを醸し出している「Demolition Man」。Grace Jonesの為にStingが作ったのを後にBandでも取り上げた形になった。同TitleのMovieでもStingによって歌われている。
さらにVoltageを上げた「Too Much Information」やSpeed感溢れる「Rehumanize Yourself」も見逃せないが、Andy Summers作「Ωmegaman」の疾走感は非常に素晴らしい。Funからの人気が高いTrackだ。そしてStewart Copeland作の次作にも通じる陰の雰囲気漂う「Darkness」で終了する。
まったく関係ないが昨日鑑賞した「Lock, Stock and Two Smoking Barrels」というMovieはStingも出演していてオススメだ。

 

 

 

 

 

 

Ghost in the Machine (Remastered)

Ghost in the Machine (Remastered)

  • ポリス
  • ロック
  • ¥1324

 

 

 

 

 

 

「Shake It Up」