More Life
Drakeが2017年にReleaseしたPlaylist。各音楽誌は高評価で、Chart上でもUSで1位・UKで2位を獲得した。
AlbumはPlaylistという形態でReleaseされているのもあってか、幅広いGenreのTrackが並んでいる。Producerも豪華な面々が揃えられた。
Openingは「Free Smoke」で、冒頭からSingle Cut。Hiatus KaiyoteのSoulfulなTrack から転調し、ThrillingなTrapに展開していく様がGreat。
続けてTrapの「No Long Talk」は、GiggsのVerseもはまりすぎ。
Highlightは「Passionfruit」で、CutされBillboardで8位を記録。Dancehall調のSoundとDrakeの優しい歌声が化学反応を起こした。大作仕立てでなく、素朴に仕上げたのが本当に素晴らしい。
Interludeを挟んで「Get It Together」から3曲Dancehallが続く。「Get It Together」はGuestのJorja SmithとのDuet感覚が楽しい。「Blem」はLionelの「All Night Long」のSamplingが非常に効いている。
Samphaに任せた「4422」やSkeptaのGrimeをぶち込んだ「Skepta Interlude」など、余裕すら感じさせる。
「Portland 」featuring Quavo and Travis Scottと「Sacrifices」featuring 2 Chainz and Young Thugでは、ご覧の通りTrap界のHeavy級を迎えている。特に「Portland」はRetroなBacktrackとTrapが相性抜群。Single Cutされ、Billboardで9位まで上昇。
Alternative R&Bの「Teenage Fever」や、昔のDrakeを彷彿とさせる「Lose You」など後半も幅が広がっていく。
「Glow」と「Since Way Back」はKanyeとPartyNextDoorお互いに良い味を出しているが、何よりSamplingの仕方がお見事。
後半のHighlightとも呼べる「Fake Love」はSingle Cutされ、8位を記録した。Urbanな感覚とCanada特有のDarkさが絶妙にBlendされている。彼はこの手のTrackはお得意だが、明らかに洗練されている。
Young ThugがGuestの「Ice Melts」はReggaeのRhythmにTrapを合わせた新感覚のTrack。
Endingは「Do Not Disturb」。LastにはしっかりとHip Hopを持ってくる計らいが、このArtistにまた期待を抱いてしまう。
「Gwan Big Up Urself」