Minutes to Midnight
Linkin Parkが2007年にReleaseした3rd Album。各Chartで軒並み1位を獲得した。
Linkin ParkはCalifornia出身のBandで1996年に活動をStart。Chester Bennington (Lead Vocal) · Mike Shinoda (Vocal) · Brad Delson (Guitar) · Dave Farrell (Bass) · Joe Hahn (Turntables) · Rob Bourdon (Drums)の6人で構成されていた。残念ながら、Chester Benningtonが2017年に永眠。この記事をもって、哀悼の意を表することとす。
初期はBand Nameの変更やLabelとの契約など苦労を重ねたが、Debut後は快進撃を続けた。
音楽性は初期のNu Metalから、中期にはAlternative Rockへ転換。そして、最終的にはElectroまで取り込んでいる。唯一の共通点は、Chester Benningtonの表現力の高いVocalを軸に独自の音楽を作り上げたこと。
Albumは丁度Alternative Rockに差し掛かった時期で、ProducerにはRick Rubinを起用。当時の印象は、少し大人になったLinkin Parkだった。
OpeningのInst「Wake」から、Single Cutの「Given Up」に早速なだれ込む。AggressiveなSoundと、Chester Benningtonの声域の高さを活かしたChorusでの爆発がGood。
「Leave Out All the Rest」は、哀愁のある大人なAlternative Rock。今までのBandには無かった雰囲気のTrack。
個人的にお気に入りは「Bleed It Out」。Limp BizkitのようにRapperをGuestに迎えるのも1つの手だが、Bandだけでは他に類を見ない完成度。貫録すら感じさせるRap Rockが誕生した。
Highlightは「Shadow of the Day」。Billboardで15位まで上昇。Linkin ParkなりのBalladeで、Chesterが丁寧に歌い上げる。SoundもEndingに向かうにつれ、徐々にEmotionalになっていく。
非常にSeriousな空気を持つ「What I've Done」は、Alternative Rock路線の幕開けを告げたLead Single。Billboardで7位を記録した。ちなみに、「Given Up」からここまで全てSingle。
「Hands Held High」ではChristian RapにTry?Mike ShinodaのRapはFort Minorの頃を彷彿とさせる。
作中最もHeavyな「No More Sorrow」は、怒涛という言葉がよく似合うAlternative Metal。
「In Pieces」では高速なBeatに、あえて抑え気味のChesterのVocalが面白い。
そして、Length長めの「The Little Things Give You Away」でThe End。
全体的に少し影のかかったようなTrackが並んだ印象。怒りを悲しさで表現したようなAlbumに思えた。
「New Divide」