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 Radioheadが1997年にRelease した3rd Album。UKで1位を獲得し、各音楽誌から称賛され続ける名盤だ。Pitchfork · NME · Rolling Stone · Qなどが満点の評価を点けた。
 
Albumは実験要素が高いが、しばしば90's Pop Musicの金字塔とされる。Producerはお馴染みのNigel Godrich。ArtworkまでPerfect。
Openingの「Airbag」は元々存在してたTrackに、Trip HopなどのEssenceを詰め込んで完成。何処となく2nd辺りの匂いがするのはこの為だろう。TitleのAirbagは、Lyricで表現されるように皮肉を込めて。
HighlightはUKで3位を記録した「Paranoid Android」。Chrous Lessなど実験要素が非常に高く、6分23秒のLengthを活かし転調を繰り返すのが特徴。全体を通して言及すれば、Lyricと相乗効果を生んだNegativeなSoundが充満している。他にも気が狂いそうになるThom YorkeのVocalistとしての表現力、この上なく歪みきったGuitarなどMeritを挙げればきりがない。Perfectな構成が素晴らしいRadioheadの代表曲であると共に、個人的にもBest 100にInする名曲。
「Subterranean Homesick Alien」はMiles Davisの「Bitches Brew」からの影響。TitleはBob DylanのTrackから引用している。TripしそうなSoundと、ChrousでのThomのEmotionalなVocalがGood。
「Exit Music (For a Film)」は、音楽史上最もDarkなBalladと言っても過言ではない。Soundが厚みを増すに連れて崩壊していくような恐怖感…まるで地獄に向かっているような…。
Soundに包み込まれるような「Let Down」も、徐々に厚みを増す構成。きらびやかなArpeggioに、最後は殺されるだろう。
UKで8位を獲得した「Karma Police」では重苦しいGrooveを叩きだし、徐々に追い詰められるような感覚 (PVも秀逸)。「Fitter Happier」に繋がる斬新なOutroにも注目して欲しい。Bandの代表曲で、LiveではEncoreの定番。
「Electioneering」はUpperなTrackだが、ThomのVocalからは怒りしか感じられない。一方でUKで4位を記録した「No Surprises」は、穏やかなMelodyに遺書のようなLyricを乗せている。PVもTopicになった。
最もPositiveなLyricが綴られた「Lucky」は、不穏なVerseから解放されるようなChrousが素晴らしい。過去にConcertでR.E.M.とSessionも行っている。Lead Single。
そしてBellの音で終わりを告げる「The Tourist」でThe End。
物事には2面性があるがNegativeな視点で捉えたLyricや、実験要素の高さから伺えるSoundへの渇望など評価は揺らぐことはないだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 
 
 

「Exit Music (For a Film)」