Tha Carter III
Lil Wayneが2008年にReleaseした6th Album。Billboardで初の1位を獲得し、最もSalesした作品となった。現時点で彼の最高傑作で間違いないだろう。
Lil WayneはNew Orleans出身のRapperで1996年に活動をStart。11歳でCash Money Recordsと契約し、初期はHot Boysとして活動。Soloになってからは確固たる地位を築き、GrammyにもNominateされた経歴を持つ。自画自賛的な発言が多いが、現在ではSouthのLiving Legendと言っていいだろう。South独特のTrackに適した1度聴いたら忘れられないVoiceが魅力的。
Albumは怒濤のFreestyle「3 Peat」で幕を明け、続くは大御所Jay-Zを迎えた「Mr. Carter」。時代を牽引した2人のCarterのCollaborationが熱い。
Smash Hitを記録した「A Milli」はBillboard6位まで上昇。Lil WayneのRapが映えるSouth色全開のTrackでFlowも多彩。
続けてSingle Cutの「Got Money」は当時の客演王T-Painが登場。Upper系のClub Bangerだが、緩急の付け方がお見事。こちらはBillboardで10位。
Kanye West ProduceによりBabyfaceのSoulfulなChorusが印象的な「Comfortable」や、Swizz Beatz Produceの臨場感溢れる「Dr. Carter」、Midnightに静かに聴きたい「Tie My Hands」等中盤も非常にVariety豊富。
その中でも個人的にお気に入りは「Mrs. Officer」。MiamiのPVの空気感そのままでR&BとDirty Rapが見事に溶け合う。
David Banner Produceの「La La」は癖の強いRappersと癖の強いRapを披露。
本当の大御所Betty Wrightを連れてきた「Playing with Fire」も驚いたが、AlchemistがProducerとして参加した「You Ain't Got Nuthin」の方が衝撃。Memberの選抜も渋いね。
Highlightは当然「Lollipop」でBillboardで1位を記録。Grammy AwardsのBest Rap Songも受賞した。え?Electro Pop導入しちゃったと思ったListenerも多かっただろうが、Dirty RapとChemistryを起こし奇妙な程Dope。Lil Wayneにしか成し得ないTrack。
「Mrs. Officer」