Music to Be Murdered By
Eminemが2020年にReleaseした11th Album。US・UK並びに各国で1位を記録した。まだまだRap Godの地位は譲る気はなさそうだ。
Albumは盟友Dr. DreをExecutive Producerに再度迎え、Alfred HitchcockにInspireされた作品となっている。
OpeningはWarming Up的な感覚でRapした「Premonition」でStartし、Young M.AのTrapで中盤まで引っ張る「Unaccommodating」に流れ込む。EminemのTrapは高速過ぎてTrapとかの域を越えてしまっている。
Royce da 5'9"がProducerとGuestでCreditされた「You Gon' Learn」は、銃声と共に間髪入れずStart。Backtrackの作りが綿密で新しい発見があるTrack。
Alfred HitchcockのSpoken Wordを挟んで、今度はEd Sheeranを迎えた「Those Kinda Nights」。このCollaborationは「River」の頃からお気に入りで、毎回Simpleに仕上がってるのが嬉しい。
HighlightはUSで3位・UKで1位を記録した「Godzilla」。何と言っても高速Rapの本領を発揮したTrackで、後半のVerseはもはや人間業ではない!ChorusのJuice WrldのPartで少し落ち着けるのがありがたい…。
Eminemお得意のSentimentalな部分をさらけ出した「Darkness」や、Album常連のSkylar Greyを迎えた「Leaving Heaven」と親近感が持てるTrackが並ぶ。
作中最もぶっ飛んだ「Yah Yah」は、終始Wildな空気が充満している。どちらかと言うとBusta RhymesやOl' Dirty Bastard辺りが得意そうだが、GuestはBlack Thought and Q-Tip等豪華。
またまた変化球でThe AlchemistがProducerで参加したのは「Stepdad」。Rap自体はいつものFlowを活かしたHip Hop。
Anderson .PaakがGuestの「Lock It Up」はEminemの狂気的な感じが戻ってきた。2nd辺りを彷彿とさせ、当然ProduceはDr. Dre。
後半のお気に入りは「No Regrets」で、Don ToliverのChorusが非常に印象的。昔と比べてChorusをR&B系のArtistに任せることが増えたが、毎回その完成度には頭が下がる。
「Yah Yah」