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All Music You Must Hear Before You Die

Remain in Light

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Talking Headsが1980年にReleaseした4th Album。各音楽誌が最高の評価をつけた名盤で、Rolling Stone's The 500 Greatest Albums of All Timeにおいて129位に選出されている。

Talking HeadsはNY出身の4人組Bandで1975年から1991年まで活動を続け解散している。2002年にROCKの殿堂入りを果たしているが再結成は音楽性の違いからないとのこと。
MemberはSoloでも後にCareerを積み上げたDavid ByrneがVocal and Guitar。DrumsのChris FrantzとBassのTina Weymouthは夫婦でもありTom Tom ClubというBandも結成している。Keyboard and GuitarはJerry Harrisonが担当。
SalesやChart Actionは決して成功したとは言えないが音楽的評価の高さは揺るぎないBandの1つである。Brian Enoと組んだ3部作はどれも高評価だが80'sに入ってからのAfro Rhythmへの傾倒は彼らの功績に挙げられるだろう。その後もWorldmusicへの接近など音楽的貪欲さは解散まで維持された。
 

 Albumはお馴染みのBrian Enoが続投。ArtやFunkな感覚は残しつつ、前述の通りFela Kutiに影響されている。

 OpeningはNew Waveという表現だけではあまりにも御粗末な「Born Under Punches (The Heat Goes On)」でStart。African Musicへの傾倒が著名なRhymeとErectro Soundを織り混ぜたSound等Genre Lessな仕上がり。続く「Crosseyed and Painless」もErectro Soundを導入しつつ、Congaを加える事によりAfricanなEssenceを加えている。

足早なBeatsにNoizyなGuitarが炸裂する「The Great Curve」も良いが、HighlightはAfrobeatの影響が色濃い「Once in a Lifetime」。2つのRhymeで複雑に聴こえるVerseから一気にChorusでPopに昇華する様が見事。Contrastを楽しみたい1曲だ。

VerseのRap感とTribeの様な雰囲気が特徴的な「Houses in Motion」や、SF MovieのNarrationか?と錯覚を起こしそうな「Seen and Not Seen」も秀逸。

Endingの布石の様な「Listening Wind」を終えると、「The Overload」の呪術的なSoundが鳴り響く。個人的にはこの流れだから許せるTrack。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Houses in Motion」