Giant Steps
John Coltraneが1960年にReleaseした5th Album。Jazzを代表する名盤であり、Rolling Stone's The 500 Greatest Albums of All Timeにおいて103位に選出された。
John ColtraneはNY出身のJazz Saxophonistで、1945年から1967年まで活動。Miles DavisやThelonious Monkから抜擢され知名度を上げ、Leaderとして自身も作品をReleaseするようになる。特にTheloniousとの共演後の覚醒は凄まじい。
Hard BopからModal Jazz→Free Jazzへと変化していく激動の時代に、常にJazzというGenreに真摯に向き合い可能性を追求し続けてきた。結果Jazzを代表する名盤を多数Releaseし、今でも愛され続けるLegendの1人だ。
本作のMemberはTommy Flanagan (Piano)・Paul Chambers (Bass)・Art Taylor (Drums)という布陣。
OpeningにしてHighlightはColtrane Changesの御披露目となった「Giant Steps」。High Tempoかつ複雑なChord進行に、急降下する様なMelodyがたまらない。Jazz StandardにもなったJohn Coltraneを代表する名曲。
踊るようなTenor SaxophoneでRhymeが際立った「Cousin Mary」は、全体的に渋めで味わい深さも好印象。
Coltrane Changesが再度確認出来る「Countdown」は、Short LengthながらEndingのThrillingなPlay等存在感抜群。
「Syeeda's Song Flute」は7分のLong Lengthで、Solo Playや掛け合い等聴き所が多い。また最初と最後の怪しげなMelodyが個人的にお気に入り。
優しく語りかける様なMelodyに癒される「Naima」は、妻に捧げられたTrack。こちらも代表曲であり、後にJazz Standardとして多くのArtistにCoverされる。PianoはWynton Kellyで、DrumsはJimmy Cobbが担った。
Endingは再度Tempoを上げた「Mr. P.C.」。こちらはPaul Chambersに捧げられていて、後半のArt Taylorの荒れ狂うDrumsが凄まじい。
「Naima」