狂言
Adoが2022年にReleaseしたDebut Album。ボカロPから豪華な布陣が参戦している。
OpeningはJazzyな装いの「レディメイド」でStart。挑発的なVocal and Lyricが好印象。続くはHighlightの「踊」。冒頭の「半端ならK.O.」のPhraseで一瞬にしてDanceableな世界に引き込まれる。EDMのEssenceと転調がKey Pointだが、個人的に驚愕したのはRapper顔負けのRap Part。またEndingで更に盛り上がる辺りがえげつない。
疾走感溢れる硬質なSoundの「ドメスティックでバイオレンス」には、CoolなVocalで対応。
Pop RockにTryした「FREEDOM」は、Red Hot Chili Peppers並みにBassを強調。一方でThe Chainsmokersを彷彿とさせる淡い雰囲気の「花火」・純正Balladの「会いたくて」と振り幅が凄まじい。
「ラッキー・ブルート」は予測不能なRhythmに、変幻自在なVocalを合わせた。抑えぎみのVocal ApproachもGood。おいおい今度はR&B?MISIAの様にも聴こえる「ギラギラ」も個人的にお薦め。
アニソン要素高めだがTrapをぶちこむ辺りが斬新な「阿修羅ちゃん」も良いが、緩急が際立ったRock Song「心という名の不可解」が絶妙。いい意味でAdoぽくなくて、独特の透明感を保持したTrack。
さてお待ちかねの「うっせぇわ」は、改めて聴くとMetal感が最強。今聴いてもSensationalでChorus最初の「はぁ?」が最高。現代の代弁者に本当になってしまった。
続編のようなLyricにも注目したい「マザーランド」は、VerseのLatin色のElectro SoundとEmotionalなChorusとのContrastが楽しい。
EndingはElectro Popな「夜のピエロ」。正統派のTrackで次作の伏線の様にも感じる。
「うっせぇわ」