Bad Hop World
Bad Hopが2020年にReleaseした3rd Album。BAD HOP WORLD 2020のCrowdfunding支援者には先行で届いた作品となる。Billboard Japanで5位を記録。
OpeningはBad Hop World TourのIntroductionでStartし、続くはBenjazzy・G-k.i.d・Barkの面々で担当した「The Lead」。Track自体はStandardなTrap。
「Round One」はDopeなBacktrackにYZERRのHookがバッチリはまる。Vingoも初登場。
KM Produceの切迫感が凄い「BAT MAN」は、一聴すると乗りこなすのが難しそうなTrackだが難なく処理したのは見事。Tiji Jojoが初参戦。
いよいよT-Pablow登場の「Project Boy」、Yellow Pato初参戦の「May Day」と本作の特徴でもあるSorrowな雰囲気のTrackが並ぶ。極めつけはKM Produceの「Suicide」で、Tiji Jojoの甘いTrapとT-PablowのDopeなTrapとのContrastがGood。
中毒性の高いSouthern風の「Chop Stick」や、初期を彷彿とさせるGangstaな「Wanted List」とVarietyも豊富。
しかしこのAlbumが最も輝くのはLast 3曲。Hiphop Dreamを体現した彼等だからこそ説得力のあるLyricが光る「Bayside Dream」、以前から得意分野の1つである爽やかな「Super Wave」と本当にTrackのQualityが高い。EndingにしてHighlightは「Hood Gospel」で、担当はYZERR & T-Pablow・BarkのMember。この3曲に共通しているのがよりTrendのTrapに近いこと。MainstreamでHiphopの市場が高まるなか様々な形でRapperが勝負を仕掛けているが、今一番海外に近いのは間違いなくBad Hopだろう。
「Round One」