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勝訴ストリップ

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椎名林檎が2000年にReleaseした2nd Album。Oriconで堂々初の1位を獲得した。

 

椎名林檎は埼玉県出身のSinger-songwriterで1998年に活動をStart。東京事変のVocalistとしてもFamous。

Debut後からの快進撃は凄まじく、現在でも唯一無二の存在として高い影響力を持つ数少ないArtistだ。音楽性は初期は新宿系と呼ばれたが、Classical・Jazz.・Rock等本人が雑食の為現在まで作られたTrackは幅広い。辞書から引用されてるであろう知的なLyricと挑発的なVocalも魅力の1つ。

 

Albumは「罪と罰」を中心にTrackがSymmetryに並んでいて、収録時間も55:55というこだわりが強い作品に仕上げている。

Openingは高校の頃に制作済みだった「虚言症」。AlternativeなSound Approachを除けば、Debut Albumに近い感覚。続く「浴室」はProgrammingに傾倒していて、Avant-gardeな雰囲気漂う。

冒頭のBass入りがCoolな「弁解ドビュッシー」は、荒ぶれたVocal Performanceが魅力。Titleの由来はドビュッシー好きなのに弁解はいらないと。

Single Cutの「ギブス」はVerseだけ聴くとただのBalladだが、彼女の歌声とChorusだけで見事なRock Balladに昇華している。代表曲の1つ。

独特なTempoで演歌を意識した「闇に降る雨」も良いが、Hard Rockerも顔負けの「アイデンティティ」がより良質。攻撃的なSoundが特徴で、Chorusの質問攻めもGood。

HighlightはSingle Cutの「罪と罰」で、Oriconで最高位4位を記録。不穏な空気で幕を開け、「頬を刺す朝の山手通り」で最初から鳥肌物。So HeavyなSoundで、Guestの浅井健一のGuitar and 歯笛がSo Cool。彼女の巻き舌も絶好調。

Short Lengthの「ストイシズム」and 初期を彷彿とさせる「月に負け犬」等でIntervalを挟み、再びAlternative路線に戻したのは「病床パブリック」。NoisyなVerseとClearなChorusのContrastがお見事。

Oriconで2位を獲得しGold Discに認定された「本能」は、珍しく正統派なRock。JazzのEssenceを感じるPianoのRhythmが個人的にはお気に入りだが、Soundの厚さが本当に圧巻。Nurse姿のPVもTopicを集めた。

Endingは水族館で子守唄を歌われてるような「依存症」。ChorusはしっかりRockしている。間違いないなく日本代表Levelの名盤。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ギブス」